Texture 28 薔薇とイザベラ・デステのトルタ・デッレ・ローゼ

 皆様常日頃誠にお疲れ様です。ここから未来に薔薇(別の花も混ざっているかもしれません)の造花が飾ってあったため、薔薇関係の話題に備えて先月あたりに撮影した画像です。今回、遂に来たるべき時となったので、選びました。

 11月14~16日のいずれかの夜に(16日にSPY FAMILYの予約をしたのですが、その時に後述の「グレーテルのかまど」も予約したのか、その1、2日前に予約して16日夜はその確認であったのか記憶が曖昧化しているのです)、11月17日月曜日NHK総合午前11:05~11:30再放送の「グレーテルのかまど お菓子のルネサンス!イザベラ・デステのバラのケーキ(ややこしいですが、過去の本放送はNHKEテレ本年11月10日午後10:00~10:25)」を録画、11月17日の午後9時台に視聴しました。10日の本放送も観たのですが、一部眠って覚えていませんでしたので、気になって録画・再視聴したのです(ブログの話題にもなりますので)。

11世紀からイタリアのフェラーラを治めていた名門貴族エステ家のフェラーラ公エルコレ1世・デステ(Ercole I d’Este)の美しき長女 イザベラ・デステ(Isabella d’Este)が、イタリアのマントヴァを治めていたマントヴァ侯フランチェスコ2世ゴンザーガと結婚した時、その婚礼において、宮廷料理人にバラ色の砂糖のコーティングのレモン味ブリオッシュ生地のケーキを作らせました。これがマントヴァ名物「トルタ・デッレ・ローゼ(バラのケーキ)」であります。イザベラ・デステは、夫をも凌ぐ教養・政治力でマントヴァを維持・発展させ、彼女の生きていたルネサンス時代のイタリア文化も保護し、発展させました。それ故、今なおマントヴァの恩人として憧憬・尊敬の対象となっております。

 その後、17日の「グレーテルのかまど」の本放送(テーマはインドのネルー首相の好物バルフィ)と「100分de名著 ウェイリー版”源氏物語”3」、NHK総合夜ドラ「ひらやすみ」を視聴しました。ネルー首相は、大の甘党で、児童保護政策に相当尽力していたので、その誕生日11月14日は子供の日(ただし平日)になり、毎年この日にはバルフィが学校で児童達に配られ、各家庭等で盛んに作られるとのことです(私の記憶では、概ねそういう歴史的経緯であったかと思います)。興味深く視聴させていただきました。100分de名著では、英国のアーサー・ウェイリーが英訳した源氏物語の和訳版が解説され、非常に奥深い内容でした。「ひらやすみ」は、先述の番組よりも非常に単純な話ですが、単純故にとても面白いので、一度御覧になられてはいかがでしょうか(なので、あえてあらすじは語りません)。

 神奈川県には、平塚の総合公園や花菜ガーデン、鎌倉長谷の鎌倉文学館、横浜の山下公園等の薔薇の名所があり、何回か見に行っていました。ただし、鎌倉文学館の薔薇を母と見に行ったのは、後にも先にも2006年11月上旬の1回だけです。私一人で入館したこともありません。帯広では庭先に咲いているもののみなので、将来観光振興のために市内の何処かにバラ園を造ってみてはいかがでしょうか(あるいは、六花亭本店・西3条店・西帯広店、真鍋庭園(既にあるのでしょうか)、中央公園、大通公園、十勝プラザ敷地内、藤丸パークに植えても良いかもしれません)。

 今回は以上です。お読みいただき誠に有難うございます。つつがなき日々でありますように(まあたまにルネサンス的なバラの華やかさがあってもいいとは思います)。

 

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