Texture 34 ヒロインに魅力を

 皆様常日頃誠にお疲れ様です。前々回で11月22日「浦沢直樹の漫勉neo」ゲスト羽海野チカ氏回に言及いたしましたが、羽海野氏は、白泉社にて2007年より連載中の「3月のライオン(幾つか賞を受賞し、2016年~2017年にNHKでテレビアニメ化。制作はシャフト)」において、まず台詞・モノローグをほぼ無作為に書いてから、コマごとに合わせて切り分け、その上に下絵を描いてネームを作り、原稿を清書するそうです。その際に、心がけていることの一つが「ヒロインに魅力を与えるように描く」ことなので、今回このタイトルとこの画像に決めたというわけであります。

 羽海野氏は、株式会社サンリオでキャラクターグッズデザインを担当、勤務外に同人活動を開始、3年後に同社を退職してフリーでイラストやグッズを手掛けながら同人活動を継続する中で、2000年に「ハチミツとクローバー」(宝島社→集英社)でデビューし、ヒットします(賞も受賞、2005年にテレビアニメ、2006年に実写映画、2008年にテレビドラマになりました)。2007年から先述の「3月のライオン」を連載(ついに最終章に入るようです)、2009年にはテレビアニメ「東のエデン」(製作はProduction I.G)のキャラクター原案、2011年にはアニメ短編映画「Xi AVANT」のキャラクター原案(制作会社・メインスタッフは「東のエデン」と同じ)を担当しました。

 「3月のライオン」は、将棋の話ですが、企画当初はボクシングの案もあったそうです。最初は鎌倉を舞台にしようとも考えていたそうですが、作者の居住地に近くて取材しやすい、川や橋など絵になりやすい東京都中央区月島になりました。遂に最終章になるということは、次は鎌倉が舞台のボクシング漫画が始まるのでしょうか。羽海野氏の将棋戦は、繊細かつ大胆な想像画が用いられていますので(それが本作の醍醐味の一つとなっております)、AR・ホログラムでボクシング中にそうした光景が観客・読者に提供されるかもしれません。ヒットメーカーの羽海野氏の次回作が種明かし済みの題材だけとも思えないので、近未来Eスポーツ系ボクシングにしてくるような気がします。あるいは、更に斜め上のテーマ・設定・展開を用意しているのでしょうか。

 今回は以上です。お読みいただき誠に有難うございます。つつがなき日々でありますように。

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