Texture 30 とりあえずNHK

 皆様常日頃誠にお疲れ様です。今回もテレビに言及しますので、ここから未来厨房の液晶テレビを選びました(次回以降もテレビの話題におきましては別ヴァージョンを用意するかもしれません)。11月19日夜、NHK総合「激突メシあがれ~自作グルメ頂上決戦~(主題は弁当)」、「ほっとニュース845」、「ニュースウォッチ9」、NHKEテレ「3か月でマスターする古代文明(主題は古代ギリシャ)」、NHK総合「歴史探偵(主題は北条早雲)」、「ひらやすみ」、「LIFE!(冒頭)」を見ました(データ放送の気象予報用に日本テレビも数分つけました)。

 「激突メシあがれ~自作グルメ頂上決戦~」は、職業料理人でない人々(主婦、大学生、会社員、薬剤師等)が趣味で作っている料理で勝負する番組であります。ただし、毎回の挑戦者の作る料理は、趣味にしては(あるいは趣味故に)あまりにも高品質で、モール・デパートの地下街や商店街の惣菜店に並んでいたり、料理店のメニューにあっても良い水準に達しています(かつ、食材の栄養バランスもほぼ見事にとれています)。栄養バランスの範囲内で簡潔・迅速に作るEテレの「きょうの料理」とは、良い意味で対照的です。

 「古代文明」では、今まで王制打倒後に始まったとされるギリシャ(特に首都アテネが独立都市国家ポリスであった頃)の民主制が、実は最初から民主制であった可能性が示唆されました。王の明確な名称や痕跡が遺跡からあまりに確認できていないのです。ギリシャは山で分断されている地域が多すぎるため、広い地域を治める権力を持った王族が出現する余地がなく、住民全員が話し合って法律・政治を決定し、役割を分担・実行・協力する民主制が確立したとのことです。古代ギリシャの王制は、ギリシャの各独立都市国家ポリスが一つのネットワークとして連携するために造られたギリシャ神話の一環で(交易国家・敵対国家における王制の存在の影響もあって)創作されたものかもしれないようです(番組全体を見たわけではないので、視聴した範囲内で記憶している内容と予備知識から私が一部推測したところもあります)。アテネ(古代名アテナイ)は、皆が納得するように対話を徹底していたようで(ただし、内戦を誘発したり、独裁・弾圧を行いかねない危険人物の氏名を住民が陶片に記して6000票以上投票したら、その人物を最大10年間追放する陶片追放が制定されており、紀元前5世紀末に廃止されるまで10件程度実行されていました)、これは現代の我々においても見習うべき点であります。

 「歴史探偵」では、今まで出生不明であった(日本初の)戦国大名北条早雲が、室町幕府世襲高官一族伊勢氏の出身で、応仁の乱によって幕府が弱体化したことから幕府を見限り、幕府の命令で伊豆の反乱を収めたことを機に伊豆に留まって伊豆を支配、その後、震災に乗じて小田原を征服、相模(神奈川県)を征服し、関東に領土を拡大していったと紹介していました。幕府から離反して伊豆・相模を征服しても、幕府から追討軍どころか警告の使者も来なかったので、幕府も余程無力化していたのでしょう。あとは、小田原攻めには、予め小田原城主との仲を深めてから鹿狩りに従者を入れさせてもらいたいと騙して兵を入れつつ、角に松明を括り付けた1000頭の牛で驚かせて一気に大群で制圧したとされていましたが、実際のところ、気性の激しい牛に松明を括り付けることは不可能で、他の記録等から実際には震災の混乱に乗じて(仲を深めてから鹿狩りで入れて欲しいと騙したことは事実かも知れません)奇襲したようです。早雲に関する新史実が分かり、意義深いものでした(また、当時の小田原城の周りには広大な池があり、それ故に益々小田原城は難攻不落であったそうです)。

 今までも書きましたが、小田原には父と(時々母とも)よく行っており、父と行った時には昼食にMr.ドーナッツに入っていましたが、ビートルズの曲がよく流れていました。ビートルズは、中学校時代に授業でも家でも聞いていましたし、NHKの「英語でしゃべらナイト」の冒頭でも流れていましたが、小田原のMr.ドーナッツで流れていたことを思い出すこともありませんでした。ところが、今年度に入ってここから未来に通所するようになってから、「徒然なる日本」の祖気に使ったあのロンドンのビーズ絵を見た時から、唐突に思い出したのです。意外なところで意外な気付きが生じるという事態は、非常に面白いものです。それから、「LIFE!」冒頭の持ち歌20000曲(20000曲を作って覚えているというよりは、即興で20000通りの曲を作って歌えるのでしょう。いずれにせよ、すごすぎることであります)という台詞がやたら記憶に残っています。

 今回は以上です。お読みいただき誠に有難うございます。20000通りのつつがなき日々でありますように。

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