Texture 44 雪華模様

皆様常日頃誠にお疲れ様です。本文記入日12月11日におきましては、早朝より雪が降っております。そのため、ここから未来奥中央個室窓壁紙の雪華模様風雪模様の画像をお届けいたします。
雪華模様とは、御覧の通り、雪の結晶を配した模様で、雪を花に見立てて命名されました。雪花模様、大炊模様、六つの花(読み仮名は「むつのはな」で、平安時代からの呼び名。我らが六花亭の社名の由来であります)とも称されます。雪華模様の命名は、茨城県古河市の江戸時代の行政区分に相当する古河藩藩主土井利位によるもので、大炊模様は、彼が土井家宗家11代目を襲名した時に大炊頭(宮中で行われる仏事、神事の供物、宴会での宴席の準備、管理を分掌、御料地(皇室所有の土地)の管理も担当する官庁大炊寮の長官)の官職を得たことに由来する別名です。
土井利位は、古賀藩主に就任した後、蘭学者(鎖国中に交易のあったオランダから得た西洋の学問・文化の研究を専門とした学者)の鷹見泉石を家老に任命して藩政を改革、大阪城代(江戸幕府将軍直轄の大阪を将軍の代理で治め、西日本諸藩を見張る官職)といった江戸幕府の他の官職も兼任、江戸幕府老中にも就任し、幕政の改革も推進しました。その傍ら、鷹見泉石の協力のもとに20年にわたって雪の結晶を日本で初めて顕微鏡(オランダから輸入)で観察し、雪の結晶を雪華と命名して、その観察結果(195種類の結晶)を「雪華図説」、「続雪華図説」にまとめて出版しました。同書に掲載されていた雪華模様の衣装が流行したため、「雪の殿様」の愛称で親しまれました。古河市では、現在でも雪華模様が市立小学校の校章や歩道の紋様等に使用されております。平塚在住時、母と湘南新宿ライン等による古河への日帰りも検討したことがあります。平塚から古河があまりに遠いので、行きませんでしたが(今はますます遠くなっているので、今後行く予定もありません)、せめて本文の題材に活用させていただきました。
今回は以上です。お読みいただき誠に有難うございます。晴れの日も曇りの日も雨の日も雪の日もつつがなくありますように。
お問い合わせ
障害をお持ちの方で支援を受けて就職につなげたい方、自分の強みを生かしたい方にお勧めしております。
もっとくわしく情報が欲しい人はこちらからお問い合わせ下さい。



